後藤英によるレーザー、映像、音楽によるオーディオ・ビジュアル作品「Penrose Stairs(ペンローズの階段)」の初演
日時: 2024年5月24日19時
場所:ゲーテインスティテュート東京
〒107-0052 東京都港区赤坂7丁目5−56
お問合せ:ゲーテ・インスティトゥート東京
電話番号:03-3584-3201
チケット予約:https://tutschku-goto.peatix.com
Web: https://www.goethe.de/ins/jp/ja/ver.cfm?event_id=25598904
後藤英の作品の概要
Penrose Stairs(ペンローズの階段)
複数のレーザー、映像、音楽によるオーディオ・ビジュアル作品。レーザーは会場の前後左右に配置される。レーザーによって空間の彫刻、空間の建築をなされる。更にレーザーと映像と音楽が相互作用しながら反応する。触れることができない物体が空間に現れ、時間軸に従って変化する。その空間は音楽と関係させながら変化する。
これは新たなメディアアートの形態である同時に全く新たな表現媒体である。よってこれまでにない新たな経験、知覚をすることになる。観客はレーザーによる空間表現の中に立つことによって、触れることができない物体の中に包まれることになる。サウンドが空間を描くような経験をすることができる。
注意:視覚と聴覚において強い刺激が含まれるので、心臓が悪い人、知覚過敏な人などはご遠慮いただきたい。
後藤英:コンセプト、ディレクション、音楽
秋山大知:レーザー
横山徹:映像
李瓊宇:アシスタント
劉晨瀚:アシスタント
プロフィール
後藤英/Suguru Goto
作曲家、ニューメディア・アーティスト。国際的に評価されており世界活地で活躍。刺激的な作品で新たなテクノロジーと関連させて発表している。フランス、パリにあるポンピドゥー・センターのIRCAMの招待作曲家、研究員、ボルドー芸術大学の准教授を経て、現在は東京芸術大学の准教授。
主な賞歴は、ボストン・シンフォニー・オーケストラ・フェローシップ、タングルウッド音楽祭より、クーセヴィツキー賞、ワシントン州のマルゼナ国際作曲コンペティションにて第1位、ドイツにてベルリナー・コンポジション・アウフトラーゲ1994、パリのユネスコで行われた、IMC国際作曲家会議にて入選、フランス政府よりDICREAM、ドイツ、ベルリンのミュージック・シアター・ナウ・アワード2008にて受賞、フランス、バン・ニューメリック4、アンガン・デ・バン・デジタル・アート国際フェスティバルにて、「OFQJダンス・ニューテクノロジー賞」を受賞、2010年ブラジルのFileフェスティバルにてFILE PRIX LUXのElectronic Sonority Honor Award 賞、2011年イタリアにてAction
Sharing 2の大賞を受賞、2013年KAO国際キネティック・アート・コンペティションにて第2位、同年オーストリアのアルスエレクトニカにてデジタル・ミュージック&サウンド・アートの栄誉賞を受賞などが挙げられる。作品は世界各国の音楽祭、レゾナンス/IRCAM、タングルウッド音楽祭、ICC、SONAR、Haus der Kultures der Welt, ISEA、NIME, ヴェネツィアビエンナーレなどにて演奏されている。
秋山大知/Daichi Akiyama
長野県出身.エンジニアとして音や映像のテクニカル業務や,映像機器メーカーでのソフトウエア開発を行う傍ら,エレクトロニカユニット macaroom にてエレクトロニクス,ライブの映像演出を行う.また,コンピュータとモジュラー・シンセサイザを使った演奏も積極的に行っている.東京藝術大学 音楽学部 音楽環境創造科非常勤講師
横山徹/Toru Yokoyama
1983年生まれ。日本大学芸術学部写真学科、情報科学芸術大学院大学(IAMAS)卒業。
銀塩時代からの写真史の流れを参照しつつデジタル・テクノロジーのみで可能な写真表現の新しいあり方を研究している。
また、並行してプログラミングを駆使したマルチメディア表現・リアルタイム3D表現をベースにインスタレーションを制作している。
2018年からデザイングループv0idのメンバーとしても活動している。
近年参加した展覧会に「RGB the newly / Mister Hollywood OSAKA」、「Media Ambition Tokyo」、「ウィリアムクライン たしかな心と眼」「Jerusalem Design Week」など。Tokyo TDC、NYC Festivals, Spikes Asiaなど広告賞を受賞。
李瓊宇/Qiongyu Li
中国出身、東京藝術大学音楽音響創造科後藤英研究室博士課程所属。
IOT、XR、装置などの多様なメディアと音楽のコラボレーションに関心を持って幅広く活動している。