視覚表現のための線形代数~秋山大知 特別講義

時間:5月13日(月)/5月20日(月)両日14時40分

場所:東京芸術大学 千住キャンパス 第2講義室

講師:秋山大知

*各自openFrameworksがインストールされたパソコンを持参してください。

(ダウンロード:https://openframeworks.cc/download/

 

*openFrameworksには,アドオン”ofxCV”(https://github.com/kylemcdonald/ofxCv)を追加する必要があります.

上記URLから自分で追加するか,下記にofxCVを追加したopenFrameworksをアップロードしましたので,追加の方法がわからない方はそちらをご利用ください:https://drive.google.com/drive/folders/1AWli4VgVBgzeTN22FCiacVmNdkjI14I-?usp=drive_link

概要

 2024年5月24日に初演される,後藤英による音楽と映像と4台のレーザーによる作品「Penrose Stairs(ペンローズの階段)」では,レーザーの投影パターンに幾何学補正を行うことで,映像と複数レーザーによる光線が一体となった空間表現を行なっている.

 本講義では,本作品で行ったレーザーの幾何学補正について,実際に作品内で行なっている手法をプログラミングして体験する. 講義は2回に分けて行い,1回目では,実際の幾何学補正を理解するための知識として,線形代数の基礎知識解説し、2回目では,1回目で解説した線形代数の基礎知識を踏まえ,実際のプログラミングによる実践や,実際に作品内で使われている幾何学補正手法を解説する.

 本講義で得られる知識は,レーザーだけでなく,映像,3DCG,絵画等あらゆる視覚表現のために有益な知識である.

 
「Penrose Stairs(ペンローズの階段)」の公演情報:https://www.goethe.de/ins/jp/ja/ver.cfm?event_id=25598904
 

5月13日(月)/視覚表現のための線形代数(概要編)

講義内容

・Penrose Stairs(ペンローズの階段)」作品概要
・線形代数とは何か
・連立一次方程式
・ベクトル
・行列の演算
・一次変換
・Affine変換

5月20日(月)/視覚表現のための線形代数(実践編)

講義内容

・第1回のおさらい
・3次元Affine変換
・Homography変換
・openFrameworksによる実践

講師プロフィール

秋山

秋山大知/Daichi Akiyama

長野県出身.エンジニアとして音や映像のテクニカル業務や,映像機器メーカーでのソフトウエア開発を行う傍ら,エレクトロニカユニット macaroom にてエレクトロニクス,ライブの映像演出を行う.また,コンピュータとモジュラー・シンセサイザを使った演奏も積極的に行っている.東京藝術大学 音楽学部 音楽環境創造科非常勤講師